114D62
臨床 皮膚科 激割れ
78歳の女性。顔面の皮疹を主訴に来院した。4年前から右内眼角部に皮疹が出現し、徐々に増大したため受診した。受診時に右内眼角部に鱗屑を伴う不整形の紅斑を認める。紅斑の中央部から皮膚生検を行った。顔面の写真(別冊No.28A)及び生検病理組織像(別冊No.288)を別に示す。
異型角化細胞の増殖がみられるのはどれか。
a 角質層
b 透明層
c 顆粒層
d 有棘層
e 基底層

  • a: 7%
  • b: 4%
  • c: 13%
  • d: 38%
  • e: 38%
  • 正解:e
ベストなるほど
さん2020/02/09 14:17:13
異型角化細胞について詳しく教えてください。
国試マイスタさん2020/02/10 01:31:32
正解:e 基底層
診断:日光角化症

高齢者の顔面、病理組織像より上記診断します。
病理組織像にて著明なsolar elastosisを伴っており、基底層の重層化、buddingが見られます。

日光角化症は上記のように基底層の重層化が病理像のポイントとなり
基底層の異型を反映しています。
よってeの基底層を正解と考えます。
その他の質問
医学生やわらさん2020/02/10 15:36:18
基本的な質問で恐縮ですが、病理組織像の見方を教えてください。
日光角化症、基底膜の異常増殖によるもの。病理では基底層が肥厚したり、細胞構築の乱れ、核異形がみられました。

国試レベルでがんをみるときは
・染色、どこの組織をみてるか

・正常組織と比較

・正常で見られないもの(壊死、がん真珠)や、マクロな細胞構築の乱れ

・SCCや、tubular ademoma, papillaly ademomaなどの特徴ある構造か

・細胞の大きさ、細胞質の染まりかた、特殊な構造物など、細胞質の異常

・核の切れ込み、核大小不同、クロマチン濃染、核小体、そのた特殊な構造物など核異形

・マクロな細胞構築の乱れ、ロゼッタなどの細胞配列、細胞間架橋などの細胞同士の関連

を順におっていきます。

なれないうちは、「病理画像コアアトラス」と検索して、日本病理学会のホームページ掲載の基礎病理で勉強をおすすめします。
もちろん正常構造を勉強しなければいけません。