113D44
各論 臨床 婦人科 微割れ 正答率:62%
47歳の女性。1か月前からの不正性器出血と腰痛を主訴に来院した。月経周期は32 日型。内診で子宮頸部から右側骨盤壁に連続する硬結を触知する。血液所見:赤血球 385 万、Hb 11.0 g/dL 、Ht 33% 、白血球 9,500 、血小板 45 万。血液生化学所見:総蛋白 6.8 g/dL 、アルブミン 3.5 g/dL 、AST 30U/L 、ALT 22U/L 、尿素窒素 28mg/dL 、クレアチニン 0.7 mg/dL。腟鏡診で子宮腟部に径 4cm のカリフラワー状で易出血性の腫瘤を認めた。生検で扁平上皮癌と診断された。遠隔転移を認めない。
適切な治療はどれか。
a 手 術
b 放射線療法
c 抗癌化学療法
d 分子標的薬投与
e 化学放射線療法

  • a: 32%
  • b: 1%
  • c: 3%
  • d: 0%
  • e: 61%
  • 正解:e
パンダうさぎさん2019/02/10 16:07:34
eにはなぜなるのですか?
ベストなるほど
うたさん2019/02/10 17:37:35
子宮傍組織浸潤が骨盤壁にまで達しているため、子宮頸癌Ⅲb期と考えられます。よって治療としては放射線療法+化学療法となります。
たぬきさん2019/02/11 21:53:18
①子宮頸部から右側骨盤壁に連続する硬結→ⅢB期以上
②遠隔転移を認めない→Ⅳ期は否定される
治療は放射線療法、化学療法となる。

子宮頸癌の臨床進行期
I期:癌が子宮頸部に限局するもの(体部浸潤の有無は考慮しない)
IA期:組織学的にのみ診断できる浸潤癌。肉眼的に明らかな病巣はたとえ表層浸潤であってもⅠB期とする
IA1期:間質浸潤の深さが3㎜以内で、広がりが7㎜を超えないもの
IA2期:間質浸潤の深さが3㎜を超えるが5㎜以内で、広がりが7㎜を超えないもの
IB期:臨床的に明らかな病巣が子宮頸部に限局するもの、または臨床的に明らかではないがⅠA期を超えるもの
IB1期:病巣が4cm以内のもの
IB2期:病巣が4cmを超えるもの
Ⅱ期:癌が頸部を超えて広がっているが、骨盤壁または腟壁下1/3には達していないもの
ⅡA期:腟壁浸潤が認められるが、子宮傍組織浸潤は認められないもの
ⅡB期:子宮傍組織浸潤の認められるもの
Ⅲ期:癌浸潤が骨盤壁にまで達するもので、腫瘍塊と骨盤壁との間にcancerfree spaceを残さない、または、腟壁浸潤が下1/3に達するもの
ⅢA期:腟壁浸潤は下1/3に達するが、子宮傍組織浸潤は骨盤壁にまでは達していないもの
ⅢB期:子宮傍組織浸潤が骨盤壁にまで達しているもの、または明らかな水腎症や無機能腎を認めるもの
Ⅳ期:癌が小骨盤腔を超えて広がるか、膀胱、直腸の粘膜を侵すもの
ⅣA期:膀胱、直腸の粘膜への浸潤があるもの
ⅣB期:小骨盤腔を超えて広がるもの

治療
ⅠA期:円錐切除、単純子宮全摘出術
ⅠB・Ⅱ期:広汎子全摘出術、同時化学放射線療法
Ⅲ・Ⅳ期:放射線療法、化学療法